DISNEYの世界。
言わずと知れた巨大テーマパーク『ディズニーランド・ディズニーシー』(以下、TDL・TDS)皆様も1度は行かれた事があるかと思います。(まだ行っていない方は、是非1度行ってみてください。)カップルで行くと喧嘩になる事があるという噂もチラホラ。確かに大変混雑しています。私自身DISNEYのキャラは好きでしたが、TDL・TDSに行くのはちょっとなぁ・・・。高いし、混んでいるし、疲れるし・・・嫌だなと思う理由しか浮かびません。そんな私が開業するにあたり、みんなが来てよかったと思われる院にしたい!と思った時、不思議と向かった先がTDLでした。理由は、TDL・TDSはリピート率が高い。どうしてまた行きたいと思うのか?答えを探るべく自然と足を向けていたのです。久しぶりに訪れたTDLは、私が感じていた印象を払拭させました。皆が笑顔で楽しそうにパークを歩いています。キャストの応対も素晴らしく、ただただ感動するばかりでした。私の開業する院も、こんな風に患者様と触れ合えないか?この瞬間から『手本はディズニーランド』という言葉が私自身のキャッチコピーとなりました。
開院して、経営の大変さを知る中で支えになったのが、やはりDISNEYの精神。ここで感動した、4つの鍵についてのお話しを掲載します。
【Safety 安全性】 安全な場所、やすらぎを感じる空間を作りだすために、ゲストにとっても、キャストにとっても安全を最優先すること。
【Courtesy 礼儀正しさ】 “すべてのゲストがVIP”との理念に基づき、言葉づかいや対応が丁寧なことはもちろん、相手の立場にたった、親しみやすく、心をこめたおもてなしをすること。
【Show ショー】 あらゆるものがテーマショーという観点から考えられ、施設の点検や清掃などを行うほか、キャストも「毎日が初演」の気持ちを忘れず、ショーを演じること。
【Efficiency 効率】 安全、礼儀正しさ、ショーを心がけ、さらにチームワークを発揮することで、効率を高めること。
このSCSEが、基本の柱です。上から順に優先順位が決まっており、安全性が最優先となります。驚くべき事に、効率が1番下なのです。どこの企業も最優先事項は効率となりそうなものですが、さすがはDISNEYですね。一例を紹介すると、
こぼれたジュースの清掃を行うカストーディアルキャストは、すぐに行動することはもちろん、しゃがんだ姿勢で路上を拭くことはせず、立ったまま足を使って拭き取ります。これは、しゃがんだ状態では、周りに気を取られているゲストが気づかずにぶつかり、転んでしまう可能性があるためです。このように、キャストはゲストの安全(Safety)を確保することを常に優先しつつ、日々の業務に取り組んでいます。
大事な事です。本当に凄い事です。
DISNEYは、賛否両論あります。世の中、全員を満足させる事は困難ですが、それでも努力している姿に感動です。
やはり、『手本はディズニーランド』この考えは変わらないですね。